シェアハウスに到着。

さて、電車に揺られてやってきて、初日はエージェントが手配してくれたシェアハウスに引っ越しです。

ここには屠殺場と契約してるシェアハウスが何十軒もあり、仲介手数料とかもなく、まあまあ不自由のない家を紹介してくれるので、手間かからず引越しができます。

ウチの家賃は週120ドル。2人部屋で、合計8人が住んで居まして、僕以外の7人は台湾人。そして内6人はカップルで部屋をシェアしてました。

台湾の人たちは1年とか長期で滞在する人の割合も多く、工場に働きに来てる中でMake loveする事はかなり多いようです。

シェアメイトはみんな優しく、共有スペースも不満なく使えました。週50ドルの家があると聞いた時は不満を覚えましたが。

毎朝5時半に工場に集合!

次の日から、平日は朝5時半に工場に行くことになります。このミートファクトリーでは新しく入った人を纏めて毎週木曜に病院に連れて行きます。

と言いますのも、屠殺場で働くにはQ熱の予防接種が必須らしく、来て最初の木曜日は病院で血を抜かれ、パッチテストを受けます。

そして1週間後の木曜日、Q熱に対抗のない人は予防接種の注射を受けます。合計で300ドルくらい。実費です。。。

工場の待合室で迎える清々しい朝。

さて、ここからが屠殺場の1番の癌。ウェイティングの話をしましょう。

オーストラリアの多くの屠殺場では、ウェイティングという仕組みがあります。

ウォーナンブールの工場では何百人(300人?400人?)が働いていて、その半数以上がワーホリ労働者です。そのため、毎週何人も仕事を辞めてどっかいく。しかし肉はある一定のペースで生産し続けなければならない。

だから常にすぐに労働者の補充が出来るように、エージェントは新人を集めておくわけです。

毎朝5時半に工場に集合し、待合室で座って待ち、採用担当者が補充がしたい人員がいればその中からピックアップ。朝8時までに採用されなかったらまた明日。その繰り返しです。

この街に来る前はすぐに仕事始められるという話だったのですが、待てど暮らせど採用されず。

げんなりして待合室を出るとちょうど朝焼けの時間で、うな垂れた僕たちをオレンジに照らしました。

どうやら、メインの採用担当者が休暇中。閑散期だから夜勤を少なくし、夜だった人を優先的に補充する。そもそもエージェントが人を集めすぎた。様々な要因が重なったバッドタイミングだったようです。

僕がいた時は採用されるのは1日平均して1人か2人。0の時もありました。しかし、ウェイティングしている人は70人とも言われてました。。。

来て二週目からは、「人が多すぎて毎日来ても意味がないから、2つにグループ分けして一方は月水金、一方は火水に来て。次の週は逆ね」と言い出す始末。

日本人は優先されて採用される傾向にあるから。とか言われていて、確かにそうなんだけどそもそも仕事が回ってきませんでした。

続く。

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