ウォーナンブールは田舎にしてはまだ栄えた町。数キロ外れれば牧場が沢山あります。

田舎町へお引越し

3月20日。仕事が決まったので移動。まずは当日のFBに書いた時の心境です。

“メルボルンから3時間半電車に揺られて、ウォーナンブールという海辺の町に来ました。僕は来週から3ヶ月ちょい屠殺場で働きます。

英語がままならないから先ずは接客じゃない仕事を。ちょっと変わった仕事がしたい。あわよくばお金を稼ぎたい。いろいろ理由があるのですが、出国前に屠殺場の話をしてて、引っ込みがつかなくなったというのが一番の理由です(笑)。

ここまでくる道中、車窓から見えたのはほとんど草原。あの牛は乳牛なのか? それとも食肉用なのか? それともその両方なのか? 食肉についての知識の無さを痛感しながら、せめて予習をと、勧められた小説「牛を屠る」を読んでみました。

荷物増やせないので電子書籍は重宝しますね。

著者は埼玉の屠殺場で10年半働いた方で、この小説はその仕事と職場での話が綴られた自伝的なものでした。命の有り難みみたいなところに触れているというよりも、職人として技術が必要な仕事であることや、働いた人が感じる屠殺について語られています。

読んだ上で、麻酔をしたり、絶命させるところや、皮を剥ぐところ、腹だしとかはテクニックもいるだろうし、道具の手入れもいるから、期間労働のペーペーにはおそらくもっとイージーな仕事が来るんだろうなぁと高を括っています。 (オーストラリアでは牛を殺すにも資格がいると聞いた気がするし)

HUNTの企画で狩猟免許を取り、なんとか銃と免許を維持だけしている僕ですが、獲ったのはカモだけ(疑惑の)。あとは一度鹿の解体させてもらっただけなので、解体の技術だけでも習得できればと思うのですが……正直パッキング担当になりたい(笑)。 どうなることやら。。。”

まあ、この時点はハードワークは無いだろと高をくくっていましたが、その後聞いたら実際に工場では絶命させたり、首を落としたり、内臓を出したり、精神的にキツイ仕事もワーホリ労働者に回ってくることが明らかになりました。

How to take ミートファクトリーの仕事

これも関係ないけど、通りかかった牧場で撮れた、ハレーションが逆にお洒落なバッファローの写真。

私もミートファクトリー(前出の小説で、食肉処理場より屠殺場と言う言葉を意識して書いてあったので以下屠殺場)で働きたい!そうお想いの方も沢山いると思うので、どのようにしてして仕事をゲットできるのかを軽く紹介します。

まず、屠殺場に働きたいと言う人は、稼ぎたい、ファームで日焼けしたくない、英語が苦手、もしくはセカンドビザ(通常ワーホリビザでは1年間しか働けませんが、決められたエリアで農林水産系の仕事を3ヶ月以上すると、もう1年期間を延長できるビザを発行できます)を取りたいという人が大半です。

ほんと、期間労働者の寄せ集めって感じですね。だからワーホリの職探しサイトを探せばそんなに労せず求人を見つけることができます。

僕の場合はオーストラリアの日本人向け情報サイトの求人欄に募集が載っており、そこから投稿者に連絡。その投稿者が屠殺場の採用エージェントを紹介してくれました。

このエージェントというのは、その屠殺場内で働いていて、僕のように働きたい人をある一定の人数を囲っておき、工場で欠員が出たらその中から都度採用担当者に助言をし、そしてピックアップされていきます。

このウォーナンブールという街は電車の駅があり、車が無くてもアクセス出来き、工場にが契約してるシェアハウスから歩いても通えるので、車を持ってない人からすると敷居が低いのです。

それ故に色々苦労することになるのですが、その話はまた次回。。。

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シェアハウスに到着。 さて、電車に揺られてやってきて、初日は…
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